日経平均の今週の予想レンジは4万1000円~4万2500円 | 今週のマーケット展望 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア

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日経平均最高値更新後の高値追いに期待

TOPIXはすでに3000ポイント台をつけているので、日経平均の最高値更新はいずれにせよ、時間の問題とみられていたが、日本時間9日早朝の夜間取引で日経平均先物は前日の清算値と比べ470円高い4万2290円で終えた。三連休明けの東京市場では日経平均の最高値更新が見られそうだ。

今週は事実上のお盆休み。市場参加者も減って東京市場は夏休みムードの色濃い展開となるだろう。決算発表が一巡し、材料不足感が否めないものの、材料難・薄商いのなか、意外高となることも珍しくないので、日経平均は最高値更新のあと、どこまで高値を追えるかが注目される。

しかし、ストラテジーレポート(8月6日付『日経平均4万円はファンダメンタルズ面からやや買われ過ぎ 上値追いには業績モメンタムの向上が必要』)でも書いた通り、今の株価は業績等のファンダメンタルズ面からやや買われ過ぎだ。外国人の連続買い越し記録も途絶えたこともあり、日経平均の最高値更新で目標達成感が出たあとは、利益確定売りに押される展開をメインシナリオと考えている。

CPIとエヌビディアにつられる半導体関連銘柄に注目

材料難の中、注目はやはり米国のCPIか。前回の6月の結果は前月比+0.3%と前月の+0.1%を大きく上回り、前年同月比では+2.7%と5月の+2.4%から大きく上振れた。予想外の上昇はエネルギー価格の上振れが主因だったが、コアも前月比+0.2%、前年同月比+2.9%と前月から上昇率を高めた結果となった。

12日に発表される7月のCPIが仮に強い結果となるとFRBの利下げが難しくなるとの見方が強まるだろう。ISM非製造業景況感指数ではサービス業の仕入れ価格指数は69.9と2022年10月(70.7)以来の高さとなり、インフレ再燃が警戒されているだけに、7月CPIはいつに増しても注目度が高い。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は8日、米政府が米半導体大手エヌビディア[NVDA]に対し、中国市場向けの人工知能(AI)半導体モデル「H20」の同国への輸出に必要な許可証の発行を開始したと報じた。

エヌビディア[NVDA]の株価は週次の上昇率が5%を超えた。2025年2-4月期決算を発表した5月26-30日の週以来11週連続で上昇している。これで、2024年1月上旬から3月下旬にかけて記録した週次連騰記録に並んだ格好だが、このFTのニュースで連騰記録を塗り替えそうだ。日本の半導体関連銘柄も連れ高となるか注目したい。

米露首脳会談が事態打開につながるかは難しい

そのほかの大きなイベントは15日に米アラスカ州で会談するとされる米露首脳会談だ。対面での米露首脳による会談は、バイデン前米大統領とプーチン氏が2021年6月にスイス・ジュネーブで実施して以来4年2ヶ月ぶり。ロシアが侵攻を開始してから初めての米露トップの直接対話となり、大きな節目であることは確かだ。しかし、トランプ氏が「一部の領土の返還や交換」を検討していると明言する一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は領土の割譲を拒絶している状況で、米露首脳会談が事態打開につながるかは、率直に言って難しいと思われる。

予想レンジは4万1000円~4万2500円とする。

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